日常

しがない生活

0825

まだ07と打ってしまうくらいに、月日の流れについていけなくなっている。よくラインを送ってくる知り合いがいて、その内容には全てオチがない。小学生の日記のようなラインがくる。適当な相槌を打って、向こうがある程度満足するのか、適当な相槌に気づいて嘲るのかわからないけれど、ぱつっと既読無視をして終わる。そいつの口癖は「自由人じゃん?俺って」と、漫画から取り出してきたような台詞をばっちり吐く。どんな日常を聞いたって、どんな愚痴を聞いたって、どんな相談に乗ったって、奴はこちらの話は一切聞かない。全て自分の経験談の方が上だと言う内容の返答が返ってくる。そう言う奴に限って、ついてる。

2ヶ月に一回評価面談が行われる。点数によって4ヶ月に一回給料が上がったりする。ざっくりした評価表で評価されるたびに、日給がどんどん下がっていく。仕事は確実に増えているし、内容も確実に増えている。営業でもなく、技術職と言えるほどのことはやっていないのでそれでもなく、何をやっているのかと聞かれたらもう何をやっているのかよくわからなくなってくるほどには、いろんなことを「やらしてもらっている」と、おもう。評価表だけじゃ評価できないところが、あるんじゃないのかと、上司の評価はさらに上の上司がするのかと思うと、知らないことたくさんあるのにな、とおもう。下っ端は、上しか見るところがないので、広い範囲をじっと、見てるよ。そうでした、下っ端のくせに、偉そうに給料の話なんて、首突っ込んじゃいけませんね。

不満、不平、愚痴、溜息。口角はどんどんさがって、目の下のクマはどんどん濃くなる。仕事は耐えるものじゃないと言われたことを思い出す。

どこにいっても、「あなたなら大丈夫」と言われることが、何故か多い。そのわけのわからない自信はどこから湧いてくるのか教えてほしい。当の本人は不安で仕方がないのに誰も見向きもしない。「あなたはできるからわからないでしょう」と言われることも多い。一体なにがどうできているのか。もう全然わからない。放っておいてほしい。そういう一言一言が、ぜんぶ、背中に乗ってくる。一体いつまでおんぶしていればいいのか。「頑張ってる」ともたくさん言われる。なにをどうみて言ってるのか。もうちっともわからない。分からないことを言わないでほしい。嫌味なのか社交辞令なのかなんなのか、やめてほしい。怖い。恐い。全て嫌味なんじゃないかと思う。全て皮肉かもしれない。みんなの言葉の後ろに「皮肉だけどね」とついているような気がする。被害妄想。そう言われたらそうだね。

友達が減っていく。ズレが大きくなっていく。同世代と合わず、年下とはもっと合わず、年上には見限られる。独り。どこか行こうかな。静かなところにいきたい。