日常

しがない生活

0217

明日から「おしえる」らしい。

はじめて仕事をしてから一年が経った。何も変わっていないことに焦りつつ、変わったと言われることが増えた。自分で実感できるものは何もなく、一年経ってしまったのに未だにわからないことは多くて、全然できないことばっかりで、慣れてないこともまだ多くて、もう2年目になってしまったことにため息をつきたくなる。

復習する暇もなく毎日毎日新しいことを積み重ねてやってきた。これはいいのか悪いのか。復習できないことを見越して、その都度メモを取ってきた自分には感謝したい。どんどんどんどん物理的になかった余裕が、ついに心身的にもなくなって、人に気遣いをすることが難しくなった。友達にも、家族にすらも。自分のためにしかもう動けないほど余裕はなくなって、一人暮らしを始めた二月。唯一の目に見える変化な気がする。

自分にしかできない仕事がやりたかったはずなのに、自分にしかできないことなんて無い上に、勉強する時間もなくそれを作り上げる暇もない。同時進行しないといけないいくつもの課題がのしかかっている。

いつも甘えていた職人さんが色んなところをカバーしてくれていたことに気づく。同時に何も勉強できてないことも気付かされる。痛い。馬鹿にされた目と口調でものを言われる。痛い。謝ることしかできない自分が痛い。悔しい。苦しい。当たり前だけど誰も助けてくれない。

未だに泣きながら帰る日が何日もある。悔しくてたまらない瞬間が大量にある。褒められても嬉しくないし、なぐさめられても悔しくて、「あの人も」「このひとも」一緒になりたくないし、一緒にされたくない。

この起動力の源が全て悔しさなのが、危ない。いつか、諦めきる日がきたら、あぶない。でもそれまでやるしかない。新しく入ってくる人たちにヒヤヒヤしながら、それでも焦りは良くないこともわかっていて、朝がきて、起きるしかない。