日常

しがない生活

0712

友達の誕生日が近い。24歳か。早いな。20歳からもう一つ取ろうが二つとろうが何も変わらなくなってきてしまった。「若い」という事実は何も変わらない。年上の人間がいる限り、私たちは若い。なにも悪くないのに、まるで若いことが悪いことかのように言われる時もあれば、若いからと褒められることもある。全員そうだったはずなのに。

ロフトからベッドを下ろしてくると、部屋は狭くなり、自由がきかなくなった。そのかわりにすっからかんになったロフトにはポスターとレコードを横目に、冬の布団たちとヨガマット、ファブリーズが鎮座している。

ついに言われてしまった。「似ているところがある」と。知ってた、だからめちゃくちゃ嫌いなのに。自分のそれは計算づくめの気持ち悪いやつで、あのこのそれは純粋なやつ。また悲観的思考だと非難されるかもしれないけれど(誰に)、喋っててわかる。まっすぐな感じ。バレてしまう、これじゃあ。あーあー、みじめだな。よくない。そんなに厚くない鎧はすぐに、捲れてしまう。

ちょっといいかんじ、という感覚、きっと5分も持たない。知識を得ようとすればするほど、全然ダメで、落ちぶれているという感覚になっていく。自信のなさは、というか、自信ってなんだよ。最近、負けず嫌いが勝てなくなっている。あきらめていく感覚に、毎日辞めたくなる。もう誰かと比べたくない。これ以上堕ちたくない。あとどれくらい生活すればいいんだろうか。

 

黒い。